朝起きたら良い天気だった。
なんか、ムラムラとデッドニングする気が起きてくる。
そう、なんとなく「今日はブチルゴム剥がす日かな?」とか思ってしまった。
いや、まあ、やるなら今日じゃないかなあとは思ってて少しずつ準備はしてたのだけど。
1. 準備したモノ
ブチルゴム剥がして、防水ビニールを取り除いたら、アウターパネルの制振材を貼り直すのはもちろんとして、なによりも、解放されたサービスホール等々の穴を塞ぐ必要があるワケで……。
制振材のシート。アクワイエの赤。
1枚入りですが、次の青の2枚入りよりも高いのだ。
これは、インナーパネル用とでかでかと書かれていますが、短冊に切って、アウターパネルのサイドインパクトバー周りの制振に使う予定。
制振材のシート。アクワイエの青。
赤よりも安い。
赤と青、重さは1.4倍しか違わないけど、値段は2倍以上の差がある。
ということで、サービスホールとか埋めるのは、こちらを使用予定。
アクワイエのアウターパネル用の丸形の制振材の青の方。
同じ形の赤を年始に買いましたが、赤だけだと費用がかかりすぎるというコトで、リアドアには青シリーズを使おうかと考え直して、調達。
ローハイミックス?
……でも、これらは、今日は使わない(をい
2. フロントドア作業
まず、フロントドアの作業をする。
先日のリアドアのように、
- クリップダンパーを貼る
- トリムとドアのパネルの間の緩衝用に防音テープを貼る
- スピーカー周りに貼ってた防音クッションを剥がし、ドアトリムの方へ防音クッションを貼る
という3点セット。
3. 左リアドアのブチルゴム剥がし
ついにやるぞー。
DIY Laboのエーモンの中塚研究員さんの教えやショップのブログなんかを見ると、以下のような要領かな。
作業前に考えたブチルゴム剥がし手順
- 溶剤(ブチルゴムクリーナー)を少しずつ垂らして、ブチルゴムを解かし
- ヘラを使って、ドアパネルとビニールの間でブチルゴムを「切って」いく
- その際、ビニール側に多くブチルゴムが残るようにする
- 上記は、焦らず、少しずつ、丁寧に
- でもって、ビニールが全部剥がれたら、ドアパネル側にブチルゴムが多めに残ってる所をヘラでこそぎ落とす
- その後、ウエスにブチルゴムクリーナーを染み込ませて、ドアパネル表面に残ったブチルゴムを落としていく
- 最後に、ドアパネル表面を脱脂する
……うん。たぶん、大丈夫。大丈夫だよね?
上の方からドアパネルと防水ビニールの間に少しずつブチルゴムクリーナーを垂らす。
ブチルゴムクリーナー付属のヘラを使って、ゆっくりとこそぎ落とすようにしてビニールを剥がしていく。
Kの使い方が悪かったのか、この辺りでブチルゴムクリーナー付属のヘラの先端がたわむようになって使いづらくなる。
そこで登場したのが、あらかじめ買ってあった井上工業株式会社製「INOUE カーボンはがしヘラ 40mm」。
Amaz●nで174円。
とあるブログで、道具だけでゼンゼン世界が変わるというようなことが書いてあって、これを勧めていた。
そんなに違うのかなあと思いつつ、半信半疑で買っておいた。
……半信半疑なんてすいませんでした。
ぜんぜん、すごい!
ガチだよ、「INOUE カーボンはがしヘラ 40mm」、174円っ!
ヘラをビニールとドアパネルの合間に滑らせるだけでするするとブチルゴムが切り離されていく。
ヨシタカさんの「Yoshitaka-Life」というブログなのですがね。
「【ブチルゴム剥がし】この三点あればラクラクきれいに」でググってみてください。
スゴいです。
ありがとう! ヨシタカさん!
このカーボンはがしヘラは、カーボンスクレーパーというらしいですが、重要なのは、硬いこと。
ヨシタカさんのブログでも指摘されてますが、ある程度硬くて、簡単にヘナったりしないのが大事です。
そして、硬いながらも塗装を傷つけないこと。
このカーボンスクレーパーは、その点、まさに絶妙。
あっという間に、大方ブチルゴムが剥がせた。
この時点で、だいぶブチルゴムがドアパネルに残ってるので、「INOUE カーボンはがしヘラ 40mm」(174円)を再度用いて、こそぎ落とせるところはできるだけこそぎ落とす。
車体を痛めずにブチルゴムをサクサク削り落とせるので、そんな細かい作業も苦にはならない。
でもって、後は、ウエスにブチルゴムクリーナーを染み込ませて、残ったブチルゴムを拭き取る。
これも、やっててコツがあることがわかりました。
ブチルゴムクリーナーがブチルゴムに浸透するとあっさりとゴムがどろどろになって拭き取れるのですが、その浸透に時間がかかる。
また、厚く残ってると染み込むのに時間がかかる。
ウエスにたっぷりブチルゴムクリーナーを染み込ませて、まず、拭き取りたいところをなぞるカンジで。
少し待って、で、浸透してきたらもう一度拭き取ると、あっさり取れる。
力は不要。
ゴシゴシとやらないといけないと思ったら、ブチルゴムがまだ厚く残ってるか(スクレーパーでこそぎ落とそう)、ブチルゴムクリーナーが浸透してない(もう一度クリーナーを塗ってみるか、もう少し待つ)。
で、キレイになりました~!
この後、車に手指消毒用に積んでいたアルコールをウエスに含ませて、脱脂。汚れと残ってるブチルゴムクリーナーを拭き取る。
アルコールが乾くと、ブチルゴムがまだ残ってる所が見えてくるので、そうしたら、もう一度拭き取り。
あと、塗装面に引っ掻き傷が付いているところが2、3ヶ所あったので(スクレーパーも力を入れすぎるとやはり傷が付くのか、それとも、元からあった傷か)、タッチアップペンで補修しておく。
う~ん、カンペキ~!
うっとりするくらいキレイになったわ。
こんな簡単にブチルゴムが剥がれるとは。
ここまでかかった時間は、フロントドアの作業も含めて、たったの2時間ちょい!
全ては、ヨシタカさんの「Yoshitaka-Life」の情報のおかげ、そして、「INOUE カーボンはがしヘラ 40mm」(174円)のおかげ。
ちなみに、作業終了後、使用してた「INOUE カーボンはがしヘラ 40mm」(174円)は、若干先がヘタってきてた。
多分、ドア1枚分で1本ダメにする感じかもしれません。
今後の作業のために、予備も含めて5本、さっそくAmaz●nで再度注文してみた。
ええと……。
それじゃ、今回の作業を受けて……。
今のところのK的ブチルゴム剥がしの作業手順
- 以下を用意する
- ブチルゴムを、防水ビニールとドアパネルの間をスクレーパーを滑らせて「切って」いく(その際、できるだけビニールの方に多くブチルゴムが残るように)
- 防水ビニールが外れたら、スクレーパーで残ったブチルゴムをできるだけこそぎ落とす
- 残ったドアパネル上のブチルゴムの痕跡を、ブチルゴムクリーナーを染み込ませたウエスで拭き取る
- ブチルゴムクリーナーでブチルゴムを濡らして、ちょっと待って、ブチルゴムクリーナーが浸透してブチルゴムが溶けたところを拭き取るカンジ
- 力はいらない
- 十分ブチルゴムが少ない場合は、一拭きで拭き取れる
- ゴシゴシしないと取れないというときは、残ったブチルゴムが厚すぎるか(スクレーパーでもう少し取り除け)、ブチルゴムクリーナーが十分浸透してない(再び濡らせ)
- 脱脂用の溶剤でブチルゴムクリーナー等の油分、汚れを取り除く
- 少し待って、もう一度ドアパネル表面を確認して、ブチルゴムがまだ残ってる所があれば再度拭き取る
- 傷等があったら、補修
……というカンジかなあ。
今日は、左リアドアのブチルゴムを剥がしたところで、十分作業した気がしたので、終了。
後片付けする。
防水ビニールが外れてアウターパネルの状態が見えやすくなる。
ドアの中は、ドアハンドルの裏側とか部分的には泥とかで相当汚れてるね。
拭き取れるところを拭いておく。
あと、貼られていた制振材ですが、ちょっと捲るとすぐに剥がれる。
また、しっかり貼れてなくて、剥がれかけてるところもあった。
防水ビニールの隙間やスピーカーの穴から手を伸ばして無理矢理貼ったものだからねえ。
もしかして、聴いてて突然音が軽くなったときとかって、貼ってあった制振材がポロッと剥がれかけたタイミングだったりしたのだろうか。
とりあえず、アウターパネルについては、温度変化が少ないと期待されるアクワイエシリーズの制振材に貼り替える方向なので、剥がれやすいのは逆に作業が楽そうで良かったが。
逆に、しっかり貼り付いてべたついてたりしたらどう剥がそうかとか心配してたので。
アクワイエシリーズの制振材も、どこにどう貼るかとか考えておかないとな。
黒子さんがこんな状態なので、この後は、紅羽さん(S660)で買い物とかに出かける。
夜、黒子さんの外装についてぜんぜん連絡がないので、店長さんに連絡してみる。
先方の工場の人が忙しくて今はゆとりがないということで話が遅れてるとのこと。
う~ん、もう少し待ちますか。
今日の読書。
「月とライカと吸血姫」の3巻を読み始める。
いきなり主人公(ヒロイン)のお母さんが銃で撃たれるところから始まる。
王国編は、アメリカの人種差別の話とは聞いていたが、このノリですか……。
あと、こっちは、吸血鬼ではなくて、その混血のダンピールということで、差別も根が深そうで憂鬱。
というか、ロケット計画が政府のイメージアップのための差別根絶を標榜したプロパガンダというところが根が深い。