昨日、サービスホールをアルミテープで塞ぐという応急処置を行った黒子さん(アルト HA25S)ですが……。
今日、現実世界のお仕事の帰りに黒子さんの中で曲を聴いてて。
まあ悪くない音だなあと思ってましたよ。
ですが、「境界線上のホライゾン」のサントラの「それは祭のエスコート」を聴いてたら、あの弦の低音の上に多くの楽器で一斉に強い拍を打つところで音が割れた。
ところで、このBGMが使われる鹿角さんがK.P.A.Italiaの武神相手に1人で無双する第4話「夜天下の暗躍者」は、アニメ1期の前半の神回の1つだよねえ。
鹿角さんの規格外出力の重力制御があれば、アスファルトで1部隊壊滅させられちゃう。
鹿角さんのあのツンデレぶりも良いし、最後、結末もちょっと寂しい切ないカンジが良いし。
セージュンがかっこよくて、この話の世界観が一挙に頭に入ってくる8話「全域の支持者」と合わせて大好きな回です。
というか、8話まで行かないとこの話のおもしろさがわからないというのもどうかなと思ったのだが。
ああ、これで2期がもう少し押し込みすぎずに分かり易くて面白ければ、その後も続いたのだろうけどなあ。
……って脱線したけど。
そう、割れた。音が割れたんです。
音割れなんて、ホント、久しぶりに聴いたよ。
はじめ、スピーカーかと思った。
でも、今まで黒子さんでこの曲何度も鳴らしててこんな音聞いたことないし、それに、いくら何でも今どきのスピーカーがこの程度の低音で音割れするはずがない。
中音の低めから低音にかけて。
方向がわかりづらい音域だよね。だから、スピーカーからかそれ以外の場所からかは耳ではわかりづらい。
なら、もしかして……と思いました。
サービスホールを塞いだアルミテープ?
ドアの中で低音が共鳴して、薄いアルミテープが振動し、ビリビリ音を鳴らしたのか?
サービスホールを制振材で塞ぐのはそういう理由かしら?
穴を塞いだもの自体が振動してノイズ源になる。多分、アルミテープはもちろん、そこそこの厚みの鉄板だって振動するし、ここは制振材のような振動しないモノで塞がないとダメ……ということ?
う~ん、制振材でサービスホール塞いで解決すると良いけど。
やはり、ドアパネルの内側には共鳴をなくすための吸音材やディフューザーが必須なのかもしれないなあ。
あと、気のせいかもしれませんが、アルミテープでサービスホールを塞いでから低音が響いているような気がするのですよ……。
……そういえば、バスレフという考え方があったよね。
あれだとヘルムホルツ共鳴を利用してるわけだけど……。
もしかして、中途半端に穴を塞いだドアパネルは、ちょっとでもどこかが穴が開いてればヘルムホルツ共鳴器になるのか?
それで妙な低音の増強が起こるのだろうか?
ドアパネルの穴は塞げるだけ塞いだけど、でも、どうしても塞げない穴というのはあるのだよね。ドアトリムを引っかけるための切り欠きとか。
まさにバスレフ型スピーカー状態。
ヘルムホルツ共鳴だと、中に吸音材とか入れても関係ないし、制振材でサービスホールを塞いでも関係ない。
もし、この低音の増強が気になるようだったら、どこか大きめに穴をワザと開けて空気が逃げるようにして空気バネの効果をなくさないといけない気がする。
本当にそんなことが起きてるのか、今度、試験的にドアパネルのアルミテープの一部を剥がして様子を見てみる(聴いてみる)のもいいですね。
あと、バスレフになってるなら、増強される低音の帯域を調整する方法があればいいなあ。
ワザとらしい低音がワザとらしく増えるのはちょっと聴いてて気持ちよくない。
今日の学習ポイント
- アルミテープでサービスホールを塞ぐと、アルミテープが妙な振動を起こして音を汚す……かも?
- ドアパネルを中途半端に密閉するとバスレフ型スピーカーになる……かも?