「月とライカと吸血姫」の原作の5巻を読み始めてます。
いや、ラノベなんて、何巻でも一気に読めよ! というムキもあるかもしれませんが、Kは読むの遅いので……(^^;
今回から、ソ連に戻って、ちょうど宇宙開発の停滞期の話らしい。
イリナさんも21歳になってた。
21歳のツンデレ……。
アメリカ編はロケットが全然出てこなくてびっくりしましたが、5巻は冒頭から宇宙開発史を飾ったイベントの数々がっ!
イントロ過ぎて本編冒頭は、あの宇宙服が膨らんでカプセルに戻れなくなった話だ。
これは、Kも子供の頃、本で読んだよ!
アメリカ編のイントロは、人種差別でヒロインのお母さんが人間に射殺されるエピソードだったことを考えると、なんかちゃんと宇宙の話に戻ってる感がスゴい(涙
あと、まだアイディアだけだけど、ソユーズも出てきて、燃えます! 萌えます!
そして、なによりっ……。
N-1登場!!
出たよっ、出てくれたよ……っ(涙
人類史上最大、最強のクラスターロケット!
名前は、C-Iと変えられてたけど、N-1だ。
泣ける。
でもって、N-1の話をすれば避けられない、同志チーフことセルゲイ・コロリョフとヴァレンティン・ペトローヴィチ・グルシュコとの対立も書かれてた。
もちろん、ギルギエフことフルシチョフの仲裁の話も一緒に。
これだと、本当にN-1で月に行く話になるのだろうか。
だったらスゴいなあ。
Kがソ連にやってほしかったことNo.1は、もちろん、ベーリング海峡封鎖ですが、2つ目は、やはり、N-1で月に行ってほしかった。
一方で、5巻ここまでは、なんか、Wikiとか調べても出てくるソ連の宇宙開発停滞期の史実の羅列だけではある。
時々、有名作家のものであっても歴史小説とかも、史実を並べただけのトコロがあったりしがちなところもある気がしますが、そんなカンジだろうか……。
ところで、この辺りでソ連が次々と打ち立てる記録について、作中でレフ君が、政治的宣伝以外に目的がなく、話題性はあっても予算と時間を奪うだけと批判する下りがあります。
いやいや、レフ君、そんなことないよ。
Kは、子供の頃、史上初の船外活動とか、宇宙滞在記録とか、ソ連が次々達成する新記録にドキドキさせられたモノですよ。
そんな子供は世界中にいっぱいいたと思います。
そうして、そんな子供たちの中には、これで宇宙や科学技術に自分の夢を見て大人になって立派な技術者になったり、研究者になったり、あるいは、宇宙飛行士になっちゃった人たちもいたかもしれませんよ。
意味はあったと思いますよ。
しかし……。
N-1が登場したということは、いよいよ、同志チーフの死期が近いというコトだよなあ。
この後歴史改変されるなら、同志チーフも生き延びてほしいと思ってしまう。