なんだか毎日の報道が伝える映像を見ると悲しくなりますね。
とりあえず、募金とかしてます。
原子炉周辺の戦闘とか、だいぶ抑制しているとは思うけど、やり方が粗末だなあ。
「月とライカと吸血姫」の6巻は、ゆっくり読んでます。
5巻の時と違って、今度は面白いから。
すぐに読み終わったらもったいない。
噛みしめるように、1ページ、1ページ、しっかりと読んでます。
6巻からは完全にSFですが、なのに、ソ連とアメリカの共同プロジェクトが、結ばれるきっかけから立ち上がっていくところ、共同作業が始まるところとか、ものすごいリアリティと生々しさで、まるで実際にあったことを取材して書いたドキュメンタリー小説のようなカンジ。
Kも、左遷されるまでは、現実世界の職場で開発のプロジェクトとかで、海外の会社の人たちと一緒にやるのにくっついていったりしたコトもありましたが、レフとイリナ、バートとカイエンのそれぞれが相手の国に赴いて共同作業を始めるところが、なんかそんな昔を思い出させるリアリティ。
知らない初めての国に向かう途中、国内の慣れた環境でやってもめんどくさい、シンドイ仕事を、言葉や文化や習慣が違う人たちとうまくやってけるのかという不安感、到着した相手の国で、長旅でクタクタになって到着して、見慣れないモノばかりで不安もあるけどなんだかワクワクもしてくるない交ぜの気持ち、でもって、相手もこちらのことがよくわからないから、ぎこちなくも怖々した微妙な歓迎、見慣れない食べ物ばかりでナニを食べていいのかわからない懇親会、結局、その懇親会ではそれぞれの国の人たちで固まって、あんまり実際には交流しない感じ、でも、会議が始まると、ようやく仕事が共通言語になって、お互いに通じ合っていくあの流れ。
海外共同プロジェクトあるあるが満載されている。
多分、作者の人、この話のために海外に行って細かく取材を重ねているという話を聞いたこともあるので、そういう仕事の海外出張の経験を生かしてるんだろうねえ。
いや、しかし、ホント、わくわくするわ。
これで、ソ連、アメリカの、アポロ、ソユーズ合同プロジェクトが、始まりのトコロから、(今読んでるところからすると相当にはるか遠くの目標に思える)月着陸まで丁寧に描かれていくのだとしたら、これ、ものすごい熱量の小説になるなあ。
面白い。
先が楽しみ。
だから、ゆっくり読む。
……しかしながら、返す返すも、最近の国際情勢は、この話の面白いところに一挙に水を差しているよね。
一言で言うと、「無粋」。
今朝起きたら、Kin○leにちるとさんの「マジメサッキュバス柊さん」の2巻と、桐岡さなさんの「大正処女御伽噺―厭世家ノ食卓―」の2巻とiNAさんの「捨てられた皇姫」の6巻がダウンロードされてた。
わ~い。
あと、「怪獣8号」の6巻も出てたので、ダウンロードする。
わ~い。