タイトルは、「86 ―エイティシックス―」Ep. 5のヴィーカの言葉。
けだし名言ですね。
イディナローグ王家の人間は天才だけど頭がおかしいという説は納得。
ちょっと息切れして途中で投げ出してた「86 ―エイティシックス―」ですが。
アニメの最終回を観てその気になったので、Ep. 5の止まってたところから再び読み始めました。
やっぱりこの方の文章の戦闘シーンとかは少し読んでて疲れるというか、なんだろう、しっかり描写しようとするために逆にテンポを悪くしてるのか、いや、テンポ自体は工夫してて、いろいろ詰め込みすぎなんだろうか……とか思ったりしたり、この巻から登場のレーナさんの装備がエロいとか、レーナさんのおっぱいが揺れてるとか、いろいろ無責任なことを思いながら読んでて、でも、途中から引き込まれました。
やっぱり、人造妖精<シリン>ですねえ。
なかでも、もちろん、<シリン>一番機のチャイカのレルヒェさんですよね!
最初、なんの萌えキャラか、ネタキャラかと思ってたけど、死人である<シリン>の存在が後半キラめいてくる。
武士言葉で話す完全ネタキャラかと思ったレルヒェさんが、死人である自分の存在でもって、シンを妖しい笑顔で嘲笑する、嘲笑しながら糾弾するあたりで、流れが変わってきたカンジ。
でもって、最後、<シリン>の部隊が吶喊するシーンはめちゃくちゃ美しかった。
<アルカノスト>を駆る少女たちが笑いさざめきながら、城壁に突撃する。
笑いさざめきながら、砲撃に身をさらして、空堀の奈落に堕ちていく。
86たちを背中に置き去りにして、笑いながら、歌いながら、死んでいく。
いや、もとから彼女らは死んでいる。
だから、死さえも嘲笑しながら、軽やかな笑い声で粉砕されていく……。
……これはなかなかスゴいなあと思いました。
ぜひ、劇場版の映像で観たい。
ま、レルヒェさんは、スピンアウトの「86 ―エイティシックス― オペレーション・ハイスクール」で、Kの心の中では、すっかり空気の読めないアホの子として地位を確立してしまっていたので、そのギャップが……。
いや、レルヒェさん、ごめんなさい。
でも、ヴィーカさんに、自分の身体を作り直す際は胸を盛ってほしいとお願いするあたりが可愛い。
これも、きっとレーナさんのせいだ。
ということで、連合王国編の完結巻Ep. 6もすぐさま購入。
ところで!
「アクセル・ワールド」の26巻、先月出てたんですね。
知らなかった~。
誰か教えてくれれば良かったのに……。
見てみたら、Am○zonのKの設定で、川原礫さんのフォローが付いてなかった……。
読むモノが増えて、嬉しいけどね!