なんだか、日本の死んだらいい人になるという風習はなんとかならないのか。
どうなんだろう。すごっくイヤらしいカンジがするんだよねえ。
スポーツなんかの試合が終わったらノーサイド、というのはとても清々しいのだけど、それと全く反対のベタベタさを感じる。
相手がもう何もできないとわかったら、適当に褒めて良い気分になりたいというなんかちっこい精神が感じられる。
黒子さん(アルト HA25S)で鳴らしてて昨日音が割れたと思ってた「境界線上のホライゾン」のサントラの「それは祭のエスコート」を改めて聴き直したのだけど、今度はなんだかはっきり割れているようには聞こえなかった。
不思議。
まあ、あのフォルテの拍は少し荒れ気味の低音にはなるのですが、割れてるとまでは言えない。
割れたと思ったのは気のせい、音の聞こえ方の問題だったんだろうか……?
黒子さんの音が突如低音増強されて、それで今までと違う大きさで強調されたあの低音にびっくりして割れていると思ってしまったのだろうかなあ。
確かに、家のPCのスピーカー(ローランドのEDIROL MA-20D。こっちは、2ウェイ・バスレフ(バスレフのコーンが2つずつある))で聴いても、ここは弦のベースが「ブウン」と響く難しい低音なのでなかなかボリュームを上げるとキレイには聞こえない。
別に割れていなかったとなると、アルミテープでもなかなかイケるところはイケるのかもしれない。
あと、その今の黒子さんの低音が太めの状況について。
あの後、スピーカーについていろいろググったら、今の状況は、「ドロンコーン型」と呼ばれるスピーカーの状態になってるんじゃなかろうかと思いました。
いや、Kも、オーディオの知識は中学高校大学の時に少し囓ったくらいであんまりないので、このドロンコーン型というのも今回初めて知りました。
ドロンコーン型は、エンクロージャーの中の空気バネを使って低音を増強させるという意味で、密閉型やバスレフの仲間ですね。
バスレフの発展型と書いてるところもあった。
特性も、バスレフの計算式がそのまま使える、というか、いくつか数字を置き換えすればバスレフの式になるみたいです。
密閉化したエンクロージャーに、スピーカーの他に、コイルとか磁石とかドライバーを除いたコーンだけのスピーカー(ドロン、あるいは、パッシブラジエーターと呼ばれる)を配置して、スピーカーで駆動されるエンクロージャー内の空気バネでそのコーンを振動させて低音を増強させるという。
音は、いろいろ見てると、だらだらと低音が落ちていく密閉型と、特定の帯域が強調されるバスレフの中間みたいなカンジと書いてるところが多い気がします。
基本は、上に書いたようにバスレフと同じ効果のようなので、バスレフと同じ特性になるハズですけどね。
で、今の黒子さんの状況は、これなんじゃないスかねぇ。
今度は、ドアパネル内はほぼ密閉されていると考える。
小さい穴はあるけれど、それは無視できるとする。
そして、ドロンに相当するのが、サービスホールを塞いでいるアルミテープ。
ドアパネル内の空気バネの振動がアルミテープを振動させて低音が鳴ったというカンジでは?
妙にワザとらしい低音なのは、口径もでたらめで、音響特性としては良くないアルミのテープを揺らしているので、少し音がおかしくなって違和感を感じさせてるのかもね。
少しおかしいとはいっても、なんか聴いてたらこの低音の盛り上がりもなんとなく慣れてきた。
ボーカル曲聴くときは、イコライザーは、今は、中音以下はほぼフラットな設定になっている。
それくらいよく低音が鳴ってるように聞こえるというコト。
ただ、まあ、この状態だと(なぜか)高音とかを中心に音のディテールがボケている気がするので、基本的にはあんまり良い状態だと思ってはいけないんだろうなあ。
余計な音を鳴らしてはいけないというのは基本。
でも、将来、サービスホールのほとんどは制振材で塞いで、少し小さめのサービスホールはアルミテープのままにしておくというのはアリかもしれません。
また、ドアパネル内に吸音材やディフューザーを入れたら少し状況がまた変わるかもしれないし。
今日のまとめ
- アルミテープで音割れするというのは気のせいかも……しれない?
- アルミテープでサービスホールを塞いだときには、ドロンコーン型スピーカーに……なる?
いずれにしましても言えますのは、デッドニングって面白いねえ。
とりあえず、現状の黒子さんの音をしばらく楽しみたいと思います。