昨日テレビ東京の報道番組の特別版を観てたら、モスクワで上品そうなご婦人が、テレビ東京の取材の人に原発攻撃にどう思うか聞かれて「そのうそはどこからきたの?」ととても毅然と、かつ冷静に答えられてたのが印象的でした。
いくつかの報道ではちゃんと伝えてるけど、反大統領だとか、自分たちの国が酷いことしてるとか言ってるロシアの人たちは一部で、だいたいはまたいつもの西側のイジメが始まったとイライラしてるんだと思うのですよね。
冷戦が終結したとき、Kは結構ノーテンキで、東側の人たちも含めてこれからはみんなハッピーで自由な楽しい生活が広まっていくんだと思ってたのだけど、「冷戦終結」という、なんというか、「終戦記念日」的な言葉のごまかしが事実を覆い隠してしまうのだけど、ソ連にとっては「敗戦」なんだよね。
その後のソ連は、敗戦国として価値観も崩壊し経済も混乱して過酷な日々を過ごしてたというのは、あちこちでそういう話は拾えたのに、知らんぷりをしてた。
最近だと、ロシア出身の声優さんとかも冷戦敗戦後のロシアのひどい日常をインタビューに答えたりしましたねえ。
いきなり不慣れな西側のルールで世間を渡るように強要されて、むしられるだけむしられて、まあ、それが敗戦国の不条理なんだと思いますが、それが資源やエネルギーでようやく経済を立て直したと思ったら、某パイプライン計画を巡る西側のいちゃもんといってもいいくらいの嫌がらせがきて、いや、ちゃんとルール守ってるのに、なんでケチをつけるんだよ、敗戦国は永遠に敗戦国扱いなのかよというカンジでした。
まあ、学校のイジメを見てるみたいだね。
もうそういうカースト上の扱いだと一旦決まってしまうと、もう、どうやってもそのポジションは覆らない。
それこそ、もう一回戦争をやらないかぎりね。
今のロシアって、二次大戦前のドイツと一緒だよねえ。
……などということを思いながら「月とライカと吸血姫」を読んでます。
東西の垣根を越えて手を繋げたら世界がハッピーになる……ホントかなあ、などと、この話の根本を疑いつつ……(笑
……ここも、「冷戦」に「終わり」があるという前提なのだ。
あるのは、「冷戦」の「戦勝」と「敗戦」だけなのに。
……いや、まあ、だから、それはおいておいて(笑
6巻が読み終わってしまう……。楽しい時間が終わる……。ああ、もったいない……。
ネタバレとか気にせず書くが、6巻の一番の見ドコロ(読みドコロ)。
後半、いろいろあって、ついにバートくんがカイエさんに告白して、良いカンジに!
わーい!
……でも、そこは共同開発で訪れていたソ連のライカ44で、滞在している部屋には盗聴器が仕掛けられてて……という一連の話の流れが良かったよ。
いちゃいちゃの翌朝に、食堂の朝食が2人だけ特別豪華で、係の人に微笑まれたり、結婚のお祝いの丸パンまで渡されたり……とかいうところがウケた。
いや、ねーよ!
ないだろ、ソ連の人だって、そんな目的で盗聴なんかしねーよ!
ソ連の人に謝れよ(笑
……いや、でも、この人の本だから、実際にあったエピソードが下敷きになってる可能性も……。
……いや、ないか。
……ないよね?
そんなこんなで、ラストは結構ショッキングだったけど、6巻終了。
ついに、次は7巻だなあ……。
この話は、7巻以降も続いてるのですよね?!
7巻で終わったりしませんよね?!
ココロして7巻に進もう。
「D4DJ」、9話観たところで、麗さんの覚醒が気になって、アマプラで10話を観てしまう。
うん、よかったなぁ。
「Photon Maiden」の出雲咲姫も、K、あの外見や雰囲気が好きで、声も仕草も、それに、内にそっと秘めてる熱い思いとかがいい。
なので、9話からがなんか引き込まれる。
このまま終わりまでアマプラで観そう。
せっかく、毎週週末の今週がんばったご褒美で観てたのに……。