謹賀新年!
突然ですが、私ことKは、一年の中で元旦が一番キライです。
一年の最初のおめでたい日であるはずですが、
「一年の計は元旦にあり」という言葉がKを苦しめます。
この日に何かあったら一年引きずる。
悪いことがあれば、一年が悪い年になる。
不愉快なことがあれば、一年が不愉快な年になる。
嫌な一日だったら、一年が嫌な年になる。
……オソロシイ……。
もう、この日はずっと子供の頃から緊張して過ごしてました。
正しく、楽しく、間違いなく、怒らず、恐れず、失敗せず……。
……とかやってるから、逆に、失敗はするは、些細なことでイライラさせられるわ……で、結構、一年の中で逆に一番嫌な日になることもまま。
あと、この日は、家族と過ごさないといけないとか、親類に挨拶しないといけないとか、お雑煮食べないといけないとか、おせちを食べないといけないとか、いや、いけないとまでは言われないにしても、いわゆる世間の正しい元旦の一日のあり方というものがあって、それがKを苦しめる。
その日の感じ方、過ごし方、食べ物、行事、観る番組……etc.
なんか、日本って、「この日はこういう日」という過ごし方や感じ方が定められている日が多くないですか?
元旦はその中でも断トツですわ。
ちなみに、その元旦に備える日として、大晦日が一年で2番目にキライ。
ということで、今年は、もう、親とか親戚とかに適当に言い訳して、仙台に帰らないことにして、「普通に」過ごす努力をしてみました。
今日は、日曜日だから、お休みね。
で、今日は、昼くらいに起き出して、時間もあるので映画を観に行くことにした。
去年の宿題を解消というコトで……って、こういう「去年」とか「今年」とかいう分け方もキライなのだが、まあ、観てない有名タイトルを観に行くということで。
まず、「すずめの戸締まり」ね。
いや~、素直に良い映画でした。
話も良いし、絵も良いし、楽しめて、ジンときて、心温まるわ。
ただ、K、なんかちょっと入り込めなかったのは、あの震災からもう12年経ってたんですね!!
この映画観て、気がついたよ。
Kの中ではつい最近、先月とか数ヶ月前とかの感覚で、言っても、数年前のことのように思えて、少なくとも、5年以上前のこととは全く考えられない。
だって、被害の復旧だってまだ途中だし、ようやく余計な国家行事も終わって国費や国力も災害復旧に集中投下できる状況が整ってきたかなあというカンジがする今日この頃だし、原発だって、まだ応急処置をやってて、ようやく対策に必要な基礎データが集まりつつあって今後どうするか検討できる状況になりつつあるというカンジだし。
え? 12年は経ってないでしょ?
というか、そういうこと全く頭になかったので、昔あった震災かぁ、そういえば、栗駒の地震の土石流も酷かったなあ、アレは津波っぽいから奥尻とかかなあ……とか呑気に思ってて、映画の後半の後半までまったくあの震災と話が結びつかず、「なんかピンとのボケたストーリー」というイメージだったのです。
びっくり。
12年経ったんだ。
子供も女子高生になる時間が過ぎてるんだあ。
……いや、信じられない。
頭で分かってても感覚として信じられない。
とりあえず、面白い話だったので、今度、「アレから12年、アレから12年……」言い聞かせて最初から観直したい。
それ観終わったあとは、こちらも観てなかった「アバター」の2作目。
始まった瞬間、「ああ、パンドラに戻ってきた……」と思って少しウルウルした。
でも……。
なんか前半は入り込めなかったなあ。
新しい感動が少なかったからだろうか。
「アバター」の世界に慣れて、もう驚きがあんまりなかったからか。
絵は、めっちゃ綺麗だったけどね。
あの海の中とか、村の様子とか、そこに住んでる人々とか。
でも、話が、どこのご家庭にもあるお子さんの思春期の話とか、話がずれちゃう音尾さんの話とか……ちょっとドメスティックすぎたね(笑
で、途中、2時間くらい経ったところで(そ、長過ぎ! ポンポさんが怒り出す長さなのも×)突然画面が消えた。
上映機材の障害とかで中断。
そのまま10分くらいで復旧して再上映になったけど、なんか入り込めてなかったので、申し出て、返金してもらって、外に出ることにした。
まあ、ちょっと疲れてたのと、元々終わるのが夜遅いのも気になってたしね。
で、家に帰る。
スーパーは、イオンは元旦でも開いてた。
毎年開いてるなあ。
そこでジャガイモとかニンジンとかお肉とか買って家でカレーを作る。
ついでに、テレビで「ポンポさん」を流しておく。
時々観たよ。
ナタリーさんの最初のトコロとか、あと、やっぱり、銀行融資のトコロは調理の手を止めて、観ましたね。
ああ、いいなあ、ポンポさん。