今日は、睡眠時間は普通。
相変わらず気力はないのだけど、外に出たら……暖かい(昨日と比較してだけど)。
ということで、紅羽さん(ホンダ S660)の左側のドアのスピーカーの作業をすることにする。
昨日の経験を無駄にせず、今日は、紅羽さんを傷つけないようにがんばるぞー。
……で、まず、インナーパネルを固定する際に、ナットからドアのインナーパネルを保護する方法だけど、昨日はセロテープを貼るという心許ない方法を使いましたが、そもそも、プラワッシャ使えばいいんじゃない? と思いました。
ということで、プラワッシャも用意する。
昨日思いついて欲しかった。
ということで、作業開始。
昨日のように、紅羽を駐車場の道路側の端の方に移動させて、日の当たる場所で作業を行う。
明るいし、暖かくなるし。
最初に外すドアトリムの上の方の三角パネルは、やっぱりスポーンと飛んで行きそうになったけど、なんとかキャッチして、車内のフロアマットの上に落とす。
う~ん、やっぱり、これ、何度やってもなかなかスムースに外せないなあ。
不器用なK。
2ヶ所のネジも外し、ドアトリムの内側のクリップも外して、トリム全体を持ち上げて、ドアから外す。
でもって、ハーネス2束、パワーウィンドウのコネクタと、こちら側にもあるシートのヒーターのコネクターを今度は間違もなく無事に外す。……ほっ。
スピーカーを外し、スピーカー取り付けキットを外す。
やっぱり、下の取り付け穴の方の縁で塗装の剥離があった。
この塗装の剥離と合わせて、その他、樹脂のナットホルダーがハマっている上と違って、下の穴は縁も削れている感じだったので、タッチアップペンで少し塗っておく。
もちろん、黒子さん(アルト HA25S)用のアーバンブラウンパールです。
ガマンしてください。
タッチアップペンが乾く間に、別な作業を。
取り外したスピーカーの縁から潰れたエプトシーラーを剥がす。
そうなんだよねえ。
TS-C1730の付属品って、普通のクッションのハズなのに、黒子さんのフロントドアのスピーカーもそうだけど、これもエプトシーラー。
取り付けたときのカー用品屋さんのサービスなんだろうか。
いろいろ考えながら、新しいエプトシーラーをスピーカーの縁に貼っていく。
あと、ドアのスピーカー用の穴から吸音材と制振材も取り付ける。
ボディは、触ると温かい。
今日は、やっぱり気温が高いなあ。
昨日は、直射日光を受けててもドアの鉄板は冷たいままだったからなあ。
制振材は、運転席側のドアと同様、2枚付けて、そこで、まあついでだと思って、もう2枚を吸音材の上と右側の隙間に貼り付けておく。
バランス感覚はどこへ行った。
バランス感覚といえば、スピーカーの穴とバッフルの間の隙間の件ですが、今日は、下の取り付け穴のところも、バッフルの縁に接近しててバッフル側のエプトシーラーで完全に防水できないのじゃないかと不安になってきた。
なので、今日は、この穴の下にも追加のエプトシーラーを貼る。
そうして、バッフルの取り付け。
今日は、内側、ナットの手前にプラワッシャを入れて、ドアのパネルの塗装面を完全保護。
……といいつつ、ボルトを締め付けていくと、ボルトの縁がパネルの取り付け穴の縁をゴリゴリ削ってるイヤな感触が手に伝わる。
いずれにしろ、腐食はここから始まるよね。
将来は定期的に点検しないと。
で、完成したのがこれ↓
下から見てやると、取り付け穴の下に付けた幅10mmのエプトシーラーはほとんどバッフルの縁に重なっている。
バッフルの幅からはみ出てはいないけど、バッフルの縁、2mmくらいはバッフル側にはシーラーが貼ってない領域があるので、その領域分、追加で貼ったシーラーでさらに塞がれたという感じ。
助手席側と運転席側、この2mmで運命が分かれるかもしれない。
まあ、運転席側が雨漏りして、助手席側が大丈夫だったら、運転席側を同じように処置すれば良いだけだ。
両方とも漏れたら……ショックです。
その時は、別の手を考えましょう。
ということで、先ほど縁にエプトシーラーを貼っておいたスピーカーを持ってきて、取り付け。
またスピーカーの磁石のせいでスピーカーが紅羽のボディにくっつこうとするのを何とかして、無事に取り付け。
この後、ドアトリムも無事に戻る。
……よかった。
トラブルなしで、スムースに作業が終わったよ~。
やっぱり、一度やった作業だと二度目は楽だなあ。
……どこか別のS660で練習させてもらえば良かったのか……?
ここまでの作業時間は、1.5時間。
昨日より圧倒的に短い。
……で、さっそく紅羽さんの音の視聴を目的に、ドライブに出る。
ついでに、隣街の駅前まで買い物と、あと、例の喫茶店でカプチーノを買うのだ。
聞いてみると、確かに音が変わった!
- 定位がはっきりした
- 音がクリアになった
- 低音、高音が伸びるようになった
黒子さんの時もそうだったけど、音の位置がはっきりして空間の広がりが出る。
また、特に、高音、低音だけど、すっきりクリアな音になった。
でもって、やはり、高音、低音を中心に音が響いて伸びるようになった。
でもって、黒子さんとは違うところもある。
黒子さんの音は、温かくて柔らかい感じの音なのに、紅羽さんの音は、硬くてすっきりした音。
多分、車体の剛性の違いだね。
黒子さんは、やっぱり剛性が低いのでいろんな倍音とか周波数の成分が混じって、それが音の柔らかさ、温かさになってるんだと思う。
一方で、紅羽さんは、共振が少ない分、すっきりとした、聞いたときに真面目な感じのする音になってるんだと思う。
スピーカー自体は同じTS-C1730なのに、こんなに音が違うんだねえ。
面白いわ。
車のオーディオって、車の車体を使ったスピーカー作りなんだよね。
スピーカーも同じドライバーを使っても箱の作りでゼンゼン違うものになるから、まあ、こういう結果も当然か。
あと、ナンというか、黒子さんは若干聞いていると不安を感じるんだけど、紅羽さんは安心して聞ける。
いや、この安心感って、うまく説明できないんだけど。
黒子さんは、音色がどこか微かに不安定ってことなのかなあ。
そうそう。今回のびっくりポイント。
紅羽さん、以前の状態でTS-C1730鳴らしてたとき、マクロスフロンティアのボーカル集のランカ=リーの「私の彼はパイロット-MISS MACROSS 2059」は、車内の真ん中で平板なボーカルが鳴るだけのヒドく安っぽい音に聞こえてたのだけど(中島愛さんの「私の彼はパイロット」は複数バージョンあるけれど、ランカ=リーがデビュー前設定のこのバージョンは他のバージョンに比べてやや表情を抑えて歌ってる。なので、音が死ぬとすぐに安っぽく聞こえてしまうのだと思う)、作業後の紅羽さんで聞くと、そんな音が活き活きとなって(定位がはっきりして安易に真ん中に音が集まることがなくなった)、今まで聞こえなかった歌の後ろで高音でシャカシャカ鳴ってる音も聞こえてきて(余計な音が抜けて、クリアになった。雑音が減った)、すごくいい曲になった。
スバラシイ~。
黒子さんのあったかい音も良いけど、紅羽さんのシャープでシュアな音も良い。
どちらも簡単な作業と部品の追加で表情豊かでクリアな音になって満足です。
とりあえず、満足。
しばらくすると、紅羽さんの音にも気になる点が出てくるんだろうけど、まあ、100%になっちゃうとその後の改良の楽しみがなくなるからね~。
追伸
今回、比較用に最初に紅羽さんでも「シェヘラザード」を鳴らそうと思ったのだけど、紅羽さんのオーディオ、USBメモリーのデータ、第3楽章しか認識しなかった。
メモリーを変えたり、コピーし直したりしてもダメ。
逆に、なんで第3楽章は良いのかなあと、じっくり4つのファイルをPC上で眺めてて……もしかして、ファイル名の長さ? ……と思って。
日本語のファイル名なので、元々ファイル名は長く、その中で、第3楽章は一番短い(65バイト)。
いや~、今どきこの程度で問題が起こるとは思わないけど……。
と思いながら、他の楽章のファイル名を短くしたら……認識しました。
もしかして、長さではなくて、使っちゃいけない文字とかがあったのかもしれませんが。
まあ、こういう時こそマニュアルを読めば良いのだよね。
追伸2
今日の作業を終えて、後片付けしてたら、バッフルの部品が余ってた……。
クッション、2枚。
バッフルの上の方の取り付けねじの周りの切り欠きに貼り付けて音漏れを防ぐものらしい。
まあ、今回は、取り付けるスピーカー側にエプトシーラーを貼って漏れがないようにしてるから良いけど……。
というか、Kは、ちゃんと作業前にマニュアルを読むクセを付けるべき。
Kの調べなさ過ぎを何とかしないといけない。